動機:「○○の~する△△」と「○○が~する△△」の違いが知りたい。
参考
まずは辞書を引いてみます。
の(格助)
㊂あとに来る動作・作用・状態の主体であることを表わす。 「桜━咲くころ」 「父━帰りを待ちわびる」 「お茶━濃いのを確かめる」
が(格助)
㊀その動作・作用を行なう主体や、その性質・状態を有する主体を表わす。 「鳥━鳴く」 「雨━降る」 「私━やったのではない」 「試験━行なわれる」 「机の上に本━有る」 「桜━きれいだ」 「負ける━勝ち」
「の」に関しては、そのまとまりだけでは文にならないことが分かります。
「桜の咲く。」「父の帰る。」「お茶の濃い。」とは言いません。
一方「が」の場合は、単独で文を作れるという前提があって、それが"△△"を修飾する形になっているようです。
また、例文によって「の」と「が」を交換できるものとできないものがあるように思えます。
理屈としては「同じ助詞が連続しないようにする」ことが挙げられていますが、あまりスッキリしません。 元々連続していない場合でもどこかニュアンスが違うように感じられる。
「聴感」「音感」と言うように「音」の違いによる部分も実際あるでしょうが、感覚の話になるとそれ以上踏み込むのが難しいですね。
「ガ・ノ交替」「ガノ交替」などのキーワードでネット検索すると、専門的な論文がヒットします。それだけメンドーな問題
らしい。また気が向いた時に調べてみます。
備忘
詳しく知りたければ「ガノ交替」を調べる。